読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

麦粒雑記

麦粒(ムギリュウ)が日々の出来事をあれこれ綴るブログ。

岡本太郎美術館へ

岡本太郎美術館に行く

岡本太郎!!

f:id:mugiryu:20170209205033j:plain

美術館の屋外にある作品「母の塔」の一部。

 

 いきなりだが。

 実は自分は岡本太郎がかなり気に入っていて

 岡本太郎のお墓に三回お墓参りしているし、大阪に行けば大抵「太陽の塔」を見に行くような人間なのだ。

 

 で。今回は。

 川崎市岡本太郎美術館に行ってみた。

 今回の目的は。第20回岡本太郎現代芸術賞展を見ることである。

 

 この展示会、自分は数年前から見ているのだが。

 かなりインパクトの高い作品があり、非常に面白いのだ。

 

 が、今回は(いや、今回も)常設展もかなり魅力的だったりした。

 その常設展ではみんなが見たい! 太郎セレクション2017というのをやっていたのだが。

 

 これは岡本太郎の有名作品が一堂に集まった展示であり。

 岡本太郎が好きな人だけでなく、興味はあるけど今まであまり作品を見た事がない人にも是非見てほしい内容になっていたのだった。

 

 その中で個人的に一番のおすすめは……どれも気に入っているので選びにくいのだが。

 あえて選ぶなら装える戦士だろうか?

 

 いや。勿論。他の作品もすごく気に入っているのだが。

 おそらく「重工業」や「森の掟」のようなはっきりとしたモチーフが描いてあるものは、岡本太郎に詳しくない人でも見れば「見た事がある気がする」と思うので。

 今回はあえてそういったモチーフがあるわけではないタイプの作品をおすすめとして選んでみたのだ。

 

 ちなみに、この「装える戦士」。ネットで検索してみると画像が出てくるのだが。

 やはり実物はパワーが違うので、興味がある人は是非見てほしい。

 

 さて。ここからは最初の目当てだった第20回岡本太郎現代芸術賞展の感想を。

 

 といっても事前情報なしで見に行って、是非なんだこれは!と言ってほしいのであまりネタバレしたくないというのもある。

 ので、感想はネタバレしない程度に軽く書くことにする。また、全作品の感想を書くと多すぎる(26点ある)ので、今回は自分が気に入った4点の感想を書く。

 

 ではまず最初にslamander[F1]という作品について。

 これは不気味カッコいい作品だった。

 無機質なものと有機質なものが融合したその姿は不気味であり〈毒〉ともいえるのだが、それが全体のカッコよさを引き出しており、非常に興味をひかれた。

 また、こんな乗り物が実際に動いていたら面白いかもとも思った。

 個人的には動いた場合「のそのそ」ではなく、意外と早く走り回ったら不気味さが増して面白いだろうなとも感じた。

 

 次にタオ・マーケットという作品。

 これは怪しい……いや、妖しい作品だった。

 自分がこれを見た際に連想したものはアニメやゲームの異世界で出てくる魔術などの道具を扱った店だったりする。

 どうやらこの作品は中国で死者が使うために副葬される陶器である「明器」から着想を得ているようなのだ。

 すると、おそらく自分が先にあげたようなものを連想したのは死後の世界もまた異世界であるからなのだろう。

 

Cyclingという作品も面白かった。

 現代美術には汚いものを美しく見せることで、鑑賞者の常識を崩すというタイプの作品もいくらかあるのだが。

 この作品はそういった要素に加えて生命の繋がりのようなものを感じさせて、その点でも魅力的だった。

 自分の場合、じっくり作品を見た後「もしかして、これ、あれでできているのでは」と思って、作品の素材について確かめたのだが。

 何でできているか知ったときは「やはり」と「まさか」の合わさったような複雑な気持ちになったりもした。

 

 そして平成炎上図

 この作品はおそらく今回の展示の中で自分が一番じっくり見た作品だったと思う。

 というのも、この作品にはある「しかけ」があり、それを意識すると結果的にじっくり見るようになっているからだ。

 しかもその「しかけ」は単に絵をじっくり見せるだけではなく、絵のテーマと面白いようにかかっていて、それがかなり自分のツボに来たのだった。

 

 と、まあ。

 こんな感じで魅力的な作品が多数ある展示だった。

 

 今回紹介した展示は両方とも4月9日まで開催しているので、興味がある方は是非見にいってほしい。

 

f:id:mugiryu:20170209210950j:plainf:id:mugiryu:20170209210945j:plain

ちなみに、お昼は美術館にあるカフェテリアでいただきました。