麦粒雑記

麦粒(ムギリュウ)が日々の出来事をあれこれ綴るブログ。

『ラ・ラ・ランド』を観に行く

また映画の感想を

夢を追うチカラ

 この日は、友人と二人でラ・ラ・ランドを観に行った。

 あまり事前情報なく「駆け出しの女優と、売れてないジャズピアニストの物語」ぐらいしか知らなかったのだが。

 非常に良い映画を観たと思った。

 

 ここから先、多少ネタバレがあります。

 

 夢を追うっていうのは、辛い事も多い。

 自分自身、そういう生き方をもう10年以上していて、全く芽が出ない(ほとんど発表していないのだから当たり前だけれど)のでその辺りはよくわかる。

 ただ、それでも挑む価値があるもの。というより、挑まずにはいられないものが夢なんだと思う。

 

 さて。

 この映画では女優の卵であるミアは「自分のやりたい事を貫こうとして認められない」という状況に途中まではなっており。

 一方、ジャズピアニストのセブは途中から自分のやりたいのとは違う方向性の音楽をすることになり、結果としてそちらで成功してしまうというものになっている。

 

 自分としては。

 自分のやりたいことを貫くのは大事だけれど、一方で認められるためにやり方を周囲に合わせるのも一つの手で。

 中盤辺りのミアとセブが互いの夢に対しての在り方の違いで揉める場面は「おそらくお互いに、相手の今の状況に憧れ、あるいは納得も多少はあったのだろう」と思いながら見ていた。

 

 で。僕としてはミアのように「やりたいことを貫く」方が好きな生き方なのだけれど。

 そう思う反面、セブも「周囲に合わせてやりたいのとは違うバンドをする」という経験があったからこそ、最終的にやりたかったジャズバーを開けたのではないかとも思える訳で(資金的なもの以上に、精神的な意味で)。

 

 夢を達成するまでの道は無限にあって、中には一見回り道だったり、停滞や、更には後退だったりするものもあるけれど。

 その経験がなければきっと夢は叶わなかったのだろう。

 とも考えていたりもした。

 

 しかし。

 個人的に一番気に入っているのは二人が映画や音楽の話をしている場面で。

 自分もああいった「芸術について語れる恋人」が欲しいなあ、なんて思ったりした。

 

 まあ。最終的にこの二人は別れて。

 五年後にミアは別の男と結婚しているのだけれど。

 実った恋だけが美しい、あるいは幸せな恋愛とは限らないからねぇ。