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麦粒雑記

麦粒(ムギリュウ)が日々の出来事をあれこれ綴るブログ。

真鶴をちょっと散歩する

真鶴一人散歩

ちょっと歩いてみたよ

 この日は父と弟の釣りに付き合って真鶴半島に来ていた。

 まあ、僕は釣りはあまりしないので、一人で散歩していたのだけれど。

 

 で、その散歩。

 とりあえず家族が釣りをしている場所からスタートしたのだけれど。

 最初に行った場所が三ツ石だったりする。

 

 

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何やら神聖っぽい雰囲気。

 

 どうやら後に行く貴船神社の建立の元となった、平井翁が発見したという12体の木像はこの付近にあったらしく。この岩場も信仰の対象になっているようだ。

 ちなみに干潮時には歩いて三ツ石までわたる事が出来、そこには鳥居と祠もあるという。

 

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貝の博物館!!

 

 で、そのすぐそばにあったのが遠藤貝類博物館

 ここは主に貝類を展示している博物館で、収蔵数は50000点であるという。

 自分は今回、そもそもどこに釣りに行くのか知らない状態で家族に同行していたので、当然この博物館も知らなかったのだが。

 

 普段、貝だけを中心にものを考えることがなかったので。結構面白かった。

 特に個人的には信仰の対象になっている貝についての興味があり。

 

 例えば、スイジガイ(水字貝)が沖縄などでは魔除け(特に火の難に対して)使われているとか。

 ハチジョウダカラ(別名、子安貝安産のお守りだったりとか。

 あと西洋ならジェームズホタテガイヤコブのシンボルであり、巡礼者が持って歩くとかいう話が面白かった。

(ちなみに、ボッティチェリの『ビーナスの誕生』の貝もこのジェームズホタテガイらしい)

 

 そして信仰と貝といえばホラガイなのだが。

 なんとここでは法螺貝を試しに吹くことができたりもした。

……まあ、全く音が鳴らなかったけど。やはり本物の〈法螺吹き〉になるには修行が必要ってことだ。

 

 で。この博物館を出てから。

 僕は歩いて先に挙げた貴船神社に向かった。

 

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鳥居。結構いい感じ。

 

 先に挙げたように、ここは三ツ石の付近で寛平元年(889年)に発見された船の中にあった木像を祀った神社であるという。

(ちなみに、ここの貴船神社は京都の勧請ではないらしい)

 

 祭神は大国主神事代主神少彦名神らしい。

 事代主神は恵比寿と同一視される神様で、一方大国主神は大黒天と同一視される神様。そして恵比寿と大黒天は対で祀られることが多いのだという。

 また、少彦名神大国主神と共に国造りをした神様で、天乃羅摩船に乗って海から来たともされている。

 

 で。帰宅後に調べたところ。

 この神社はキノミヤ信仰という信仰の顕著な神社で。名前もかつて貴宮大明神といっていたらしい。

 このキノミヤ信仰というのは相模灘沿岸部に広く分布する信仰で、樹木神か漂着神を祀る信仰であるという。

  この神社に祀られているのが漂着した木像と考えるとまさにその信仰という事になる。

 

 この信仰や、この神社の由来については非常に興味深く。

 もしかしたら年代と潮の流れなどを考慮して木像やそれを乗せた船の正体を推測している方もいるのではないかと、帰宅後、ちょっと調べていたりもした。

 

 ちなみに。

 この神社では7月に貴船祭りという〈日本三大船祭〉に数えられる祭りがあるらしい。実際に行ってみたいのだが、どうするか。ちょっと考えたいところだ。

(ちなみに後の2つは大阪天満宮天神祭厳島神社の管弦祭らしい)。

 

 ……そういえば。

 調べたところ、恵比寿様というのはクジラを神格化したものでもあるというのだけれど。

 先に行った博物館にクジラの骨格標本が触れることができるように展示されていたりもした。

 このクジラの骨もまた、神様なのかもしれないな。なんて思ったりもしたのだった。