麦粒雑記

麦粒(ムギリュウ)が日々の出来事をあれこれ綴るブログ。

『SING/シング』を観る

歌と夢とピンチとチャンス

兎に角、歌いたくなった映画

 この日は、映画SING/シングを観てきました!!

 今回も感想を書きますが、ネタバレがあるので気を付けてください。

 

 そうですね。

 僕自身、よくカラオケに行き、時にはイベントで100人前後の前で歌ったこともあるので、うまいかは兎も角、緊張はしない……。

 というより、この映画で言っていたように、歌ってしまえばあとはこっちのものという感じな奴なので。

 自分も舞台に出て歌ってみたい!! と思ったりしました。

 

 まあ、実のところ。

 大勢の前やあまり知らない人の前でも平気で歌う反面、ほとんどカラオケは一人カラオケなのですが、それはさておいて。

 

 で、この映画。

 単に歌をテーマにした映画として観ても十分楽しめる作品だった訳ですが。

 一方で、それぞれの登場人物*1には夢と悩みがあるというのが非常に共感が持てました。

 

 特にゴリラの青年、ジョニーがやりたくもない窃盗団の仕事を父に手伝わされていて、しかもそれを言い出せないでいるところは自分自身が家庭に色々ある事もあって興味を持ちました。

 

 一方、ブタで25人の子供を持つ主婦、ロジータが頭ではダンスのステップが覚えられなくて苦戦するが、感覚で踊って成功する場面は。

 実際、ダンスではなく武術ですが、空手の型などを理屈でやってもうまく動けないけれど、感覚でやるとスムーズにできたりしたので、その事を思い出せて面白かったです。

 

 後、個人的に登場人物の中ではヤマアラシの少女、アッシュが性格やパンクロッカーであること辺りが結構気に入りました

 

 まあ、歌は好きだが恥ずかしがり屋のゾウの女性、ミーナにしろ。

 あるいはプライドの高い自己中心なネズミのおじさん、マイクにしろ。

 どこか抱える悩みや個性に、自分と似ていたりする場所があって、それに魅力を感じました。

 

 そして、映画の中心となる歌のコンテストの発案者で、劇場の支配人であるコアラ男、バスター・ムーン

 彼の現状は全然駄目っぽいのに無茶苦茶スケールのでかい夢を持っている」というところにはものすごく共感できました。

 

 これ、世間からすると(映画の中でもそんな感じでしたが)「口先だけのインチキな奴」と捉えられかねないのですが。

 実際、何かを目指すときは〈ちょっと頑張れば叶いそうな夢〉ではなく圧倒的に馬鹿でかい、そして自分が何が何でもやりたい夢を持つことがやる気を出す秘訣だったりして。

 そのため僕自身、おかしなスケールの夢を持っているので。彼には何か親近感がわいたというところがあります。

 

 後、物語の作り方として。

 かなり起承転結がはっきりとわかりやすく。

 

 特に「これでうまくいく」と思わせておいて、その次の場面で最悪の事態になり、そこから最後のハッピーエンドまで一気に持っていくのは。

 こういった作品としては王道なのですが、それを単に〈ありきたり〉ではなく、鑑賞者の期待を裏切らない〈お約束〉の方にしっかり持って行っているのは流石だと思いました。

 

 という訳で。非常に良い映画だったのですが。

 歌がメインテーマという事で、個人的には字幕版も観たかったんですよね。

 

 時期的に既に吹き替え版しか上映していなかったので、今回はそちらで観ましたが……いずれ機会があれば字幕も観たいと思っています。

*1:人物とあるが、それぞれのキャラクターは擬人化された動物である