麦粒雑記

麦粒(ムギリュウ)が日々の出来事をあれこれ綴るブログ。

どうでもいいけど、気になる

麦に関して

自分のHNでもあるが……

 この日、たまたま十六茶爽健美茶を買う事があり。

 そのどちらにもハトムギと大麦が含まれていたので、ちょっと気になってについて調べてみました。

 まあ、本当は他の材料についても調べたかったのですが……あまりに量があるので、まずはこの2つと、その他〈麦〉に関して、ちょっと調べたことを書こうかと。

 

 さて、まずは材料に含まれていたハトムギと大麦に関して。

 

 ハトムギというのは狭義の麦よりトウモロコシなどに近い植物らしく、ジュズダマと同種らしいです。

 ちなみに、ジュズダマは名前の通り、実を数珠をつくるのに使うそうですが、いわゆる仏教の数珠としては使わない、あくまで子供が草で遊ぶ際に利用したりするものです。

 古代インド聖典リグ・ヴェーダにも記されているため、紀元前1500年程度にはすでに栽培されていたと考えられているといいます。

 中国には後漢時代の馬援が持ち込んだとされ、学名の〈ma-yuen〉は彼に由来しているそうです。

 日本に伝わったのは奈良時代とも江戸時代とも言われているとあります。諸説あるといってもその二つでは随分差があるように感じますが、はっきりはしていないようです。

 

 一方、大麦はいわゆる麦の一つですが。

 どうやら大麦の〈〉は大きさではなく〈本物・品質の良いもの〉の意味らしいです。

 しかしでは、小麦の〈〉は悪いのかと言えばそうではなく、〈古麦〉あるいは〈粉麦〉が変化したものなど諸説あるようです。

 ちなみに、英語圏では〈麦〉というようなジャンルではなく、大麦は〈barley〉小麦は〈wheat〉のようになっています。

 歴史的に見るとメソポタミアや、古代エジプトギリシア、ローマでもおもな作物だったようですが、後にはグルテンのある小麦に主食の座を奪われていったという事です。

 日本には弥生時代にはすでに伝わっており、その後長い間、小麦以上に重視されていましたが、利用方法は主に麦飯として米に混ぜるものでした。

 ちなみに大正時代ごろから脚気が流行ったのは、精米された白米が流通し、ビタミンB1を多く含む大麦を食べなくなったためだといいます。

 現在の用途としては麦茶やビールの原料というところが大きいと思います。

 

 さて、小麦の話題も出たので、次は小麦について。

 小麦は世界で最も生産量が多い穀物だそうで、年間生産量は約7.3億トンといいます。主な用途は小麦粉で、これもまた薄力粉、中力粉、強力粉など様々な種類があるのですが、今回はそちらの説明は省略させていただきます。

 歴史的に見るとメソポタミアで栽培されており、遺跡などからも採掘されているといいます。

 日本には弥生時代に伝わっており、奈良・平安時代には五穀の一つとされていました。ちなみにこの〈五穀〉時代によって変わっているようですが〈稲、麦、粟〉はほぼどれにも共通し、それに〈豆(大豆・小豆)、稗、黍〉が加わる形のようです。

 日本での用途はうどんやまんじゅうなどの材料ですが、製粉技術が未熟だったため、碾き臼が普及する江戸時代までは小麦粉を使った料理は高級品だったようです。

 

  ライ麦に関して。

 原産は小アジアからコーカサス地方らしいのですが、栽培がおこなわれたのは紀元前3000年ごろの北欧だといいます。

 小麦よりも酸性土壌や乾燥、寒冷に強いため、小麦が育たない地域では重要視されたものの、日本などには19世紀まで入ってこなかったといいます。

 主な用途はライ麦パンとして粉を使用するもので、ドイツや北欧では、食文化として定着しています。ドイツにおいては小麦粉とライ麦粉の比率でパンの名称が変わるようです。

 また、ウィスキーやウォッカの原料にもなり、ロシアにおいて良質なウォッカの条件としてライ麦を使用していることがあげられたりもするといいます。

 

 最後に燕麦に関して。

 燕麦は約5000年前にヨーロッパで作物となっていますが、19世紀まで主に馬の飼料として利用されていました。ただし、ローマ帝国時代のゲルマン人や、5世紀ごろからのスコットランドでは食用にされていたといいます。

 そんな燕麦ですが近年ではオートミールグラノーラとして日本でもなじみがある食品だったりもします。また、一見日本人にはなじみの薄い食品ですが、昭和天皇の洋食タイプの朝食にはオートミールが供されていたといいます。

 

 さて、ついでに麦に関しての神話や芸術における扱いについて。

 主要な作物であった事から、かなり多くの豊穣神・農耕神の持ち物の一つとして描かれることが多いようです。

 また、聖書でも頻繁に登場する作物で、単に食べ物としてだけでなく、例え話にも多く見られます。

 ちなみに画家・ミレーの日本で有名絵画といえば『落穂拾い種を蒔く人ですが、どちらも聖書の麦に関するエピソードを由来としています。

 絵画といえば、ゴッホの絶筆とされていた『カラスのいる麦畑』も麦にちなんだ絵ですが、実際には絶筆ではないといいます。

 後はモネの『積みわら』も麦のわらをテーマにした作品です。

 まあ、印象派といわれる画家達が活躍した時代は、チューブ絵具の発明もあって屋外で制作することがメジャーになり。

 麦畑はその屋外をテーマにした作品ではモチーフにしやすいものだったと思うので、探せばかなりの数の麦畑の作品はありそうですが……有名なものだとこういった感じでしょうか?

 

 文学で麦というとおそらく扱った作品がかなりあるかと思いますが、タイトル的にはサリンジャーライ麦畑でつかまえてが有名かと思います。

 ちなみに、僕はこの作品は2回ほど読んでいるのですが、その理由は攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXに登場したからだったりします。

 ちなみに、この『攻殻機動隊』の影響でサリンジャーの作品は何作か読んだのですが、もう何年も前の話になるのでちょっと内容を説明するのは難しいかと思います。

 

 後は麦が重要アイテムになっている小説というとライトノベルだと支倉凍砂さんの狼と香辛料でしょうか?

  ちなみに、最初、あるいは最後に刈った麦束には精霊が宿るという話は西洋に実在する伝説らしいです。

狼と香辛料』はそういった文化をかなり研究されて作られているので、実際の伝説や神話、歴史と比較して読んでも面白いと思います。

 

 と、麦について、調べていたらこんな感じになってしまいました。

 本当は軽く書くつもりだったのに、気がついたら文字数が2500文字を超えているという……まあ、調べてみて面白かったから良いんですけどね。

 

 ところで。

 ブログにこうやって書く場合も、参考文献参考にしたサイトの紹介は必要かなぁ……なんて、ちょっと考えたりもしています。間違った記述をしてしまった場合などに、参考にしたものが分からないと厄介なので。

 今後、どうするかはちょっと考え中ですが……まあ、近いうちにできれば実行しようかと思います。