麦粒雑記

麦粒(ムギリュウ)が日々の出来事をあれこれ綴るブログ。

町田市で『ウルトラセブン』

和光大学ポプリホール鶴川で

『セブン』を改めてじっくり見る

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 この日は町田市鶴川にある和光大学ポプリホール鶴川〉ウルトラセブン放送開始50周年企画『飯島敏宏&実相寺昭雄特集上映』というのを見に行きました!!

 

 僕は最初、等身大ヒーローから入ったのでウルトラシリーズは特撮ファンになってからだとちょっと手を出したのが遅いのですが。

 DVDも使ってウルトラマンネクサス』以降のテレビで放送したものは大体見ていること。

 またウルトラマンそして今回のウルトラセブンもまた全話見ていたりもします。

 それ以外だとついこの前ウルトラマンティガ*1を全話見たりもしていて……と、書いていると気が付けば案外ウルトラシリーズも見ているんですよね。

 

 あと特撮ファンではなくあくまで子供の視聴者として見ていた頃は。

 再放送の『ウルトラマン』『帰ってきたウルトラマン』、さらにレンタルビデオでウルトラマングレート』『ウルトラマンパワードを見ていて。

 また、ウルトラではないですが電光超人グリッドマンが好きだったりもしました。

 

 と、ちょっと前置きが長くなりましたが。

 そんなこともあるのと、僕自身が町田市でローカルヒーロートライブレイバー』という作品を作っていることもあって。

 町田で『ウルトラセブン』のイベントが行われると聞いたら、これはまあ、行くしかないかと。

 

 ちなみに、町田市ローカルヒーロープロジェクトのブログはこちら。

町田市ローカルヒーロープロジェクト

 

 協力者は数人いますが、町田市民で制作しているのが僕だけなので、誰か協力者がいたら、応援よろしくお願いします。

 

 で、まず今回見た作品についての感想を。

 

 最初は第8話「狙われた街について。

 

 この話は平成ウルトラシリーズでも度々オマージュがされている作品で、特にウルトラマンマックスははっきりとした続編として「狙われない街」というエピソードもある話です。

 

 で、これを見て。

 この話は非常にテンポが良く、特に序盤の、争う人々のシーンや、飛行機事故犠牲者の葬式などが連続し、何かと興味を引いたところで「同じ町の人間が事件や事故を起こしている」と明かされる辺りは面白く感じました。

 

 また、後半のメトロン星人が登場するあたりからの展開は、よく考えると「なんでアパートに住んでいて、しかもアパート一棟が基地になっているんだ?」というところなのですが。

 話が面白いうえに、テンポもよく、しかも演出がカッコいいので「細かいところに突っ込むのは野暮」と思えるんですよね。

 

 そして謎がちりばめられたサスペンス的展開もあり、有名なちゃぶ台シーンというコメディ寄りな演出もあり、さらにカッコいい戦いのシーンがあったラストにブラックユーモアともいえるナレーションが入るあたり。

 すごく流れとして見事だと感じたというのがあります。

 

 次に第39・40話のセブン暗殺計画これは前後編なのですが。

 

 ガッツ星人という態度のでかい宇宙人達がセブンを暗殺しようとする話……という感じに一度見たときは思っていましたが。

 

 彼ら「いかなる戦いにも負けたことがない、無敵のガッツ星人」と大口をたたく割には計画が「セブンを人類の前で処刑したら、人類は降伏するはず」という、全面戦争を回避する計画だったり。

 あるいはストーリー上の重要アイテムを奪った際、恐ろしい感じでアイテム(宝石)を持つ女性を襲い誘拐しておきながら、その女性は無事に返していたりと。

 実は非常に紳士的な宇宙人かもしれません。まあ、侵略者なので悪ではあるのでしょうが。

 

 というか。好戦的なイメージがあるけれど。

 実は穏やかなイメージが持たれやすい先のメトロン星人の方が、少なくとも作中では大量に人を殺している*2気がするのですが……どうなんでしょうか? 気になります。

 

 また、計画が失敗したらパニックを起こしてそのまま倒されてしまったり……案外、憎めない悪役なのかもしれません。

 

 しかし、この話でカプセル怪獣*3ウインダムが回収前にガッツ星人によって爆破されていて、死んでしまったのではと言われているのですが。

 この件に関して、この上映会の後のトークショーでも話題となり。その際に「あのシーンのウインダムは時代劇でいう斬られ役みたいなもの」とは判明したものの、実際、倒されたのかどうなのかは謎のままでした。

 

 そして最後に第43話第四惑星の悪夢

 

 この話はウルトラ警備隊のダンとソガが、宇宙船に乗っている間に地球とそっくりだが、ロボットが支配している惑星に行ってしまう」というエピソードで。

ウルトラセブン』としては非常に珍しく「怪獣や巨大宇宙人などの敵が全く登場しない」という話でもあります。

 

 この話「科学は危険ではないのか?」とか「道具、あるいは社会のシステムに使われるようになった人間は、ある意味この第四惑星と同じではないか?」みたいなことをあれこれ連想させて非常に面白いのですが。

 

 今、こういった話を作るとすでにこの「第四惑星の悪夢」があるだけに。

 おそらく「非常に〈善良〉なロボットを作った結果『人間は醜い、悪である』となって暴走」みたいな話になるかも。

 と、思っています。

 

 人工知能については、最近でも色々現実に起きていて。

 一方で僕は「そもそも人間より役に立つから道具なんであって、役に立たなかったら人力でやるだろう」と考えている反面。

 他方いくら便利な道具があっても、それを使う人間が未熟では意味がないとも思っていたりもします。

 ある意味ではこれはヒーロー作品にある「力は何に使うかが大切」というテーマの一部でもあるのではないかとも思えます。

 

 で、この後に飯島敏宏監督と古谷敏さんのトークショーがあったのですが。

 いろいろと面白い話があり、とても参考になりました!!

 

 個人的に(現在はわかりませんが)映画は客数、テレビは視聴率という違いとか、そこからくる監督(テレビの場合はディレクター)が得ることができる収入の違いというのは。

 今までそういう経済的な視点であまりその違いを考えたことがなかったので、興味深かったです。

 

 また実相寺昭雄監督の時は、暗いシーンが多いため電気代が安かったというのは面白く。

 ここから逆に〈低コストなら、その状況を利用して魅力的なシーンを作る〉というのを色々考えられて面白かったりもしています。

 

 例えば、ヒーローものでは「広い場所でのアクション」が見せ場かもしれませんが、あえて最初から最後まで狭い空間で迫ってくる敵との戦いだけ描くというのもありですかね?

 どこに逃げても同じ部屋に戻ってくるとかそういう設定を加えれば*4

 一方で「逃げ場がない」恐怖を描けて、もう一方で「同じ部屋しか使わない」という利点もありますし。

 

 話題を戻すとあとは、個人的に食べ物に興味があるので。

 はんぺんの天ぷらが現場の弁当では出たというエピソードが面白かったです。

 これ、当時の弁当を再現して販売したら、ファンが買うのでは……とかも考えました。すでにあるかもしれませんが。

 

 それと、このトーク

 途中から、桜井浩子さん、河崎実監督、小中和哉監督といった豪華なゲストまで参加してきて、すごいことになっていました。

 

 ……と、こんな感じで楽しめたイベント。

 関係者の皆様、ありがとうございました!!

 

 さて、実は。

 このイベントの次に8月11日には「ウルトラファンタジー職人・原田昌樹監督特集」というイベントがありまして。

 

 こちらになるのですが。

和光大学ポプリホール鶴川 / 月イチ映画上映会

 

 こちらもできれば参加したいと思っているので、その際はよろしくお願いします!!

*1:当然『ウルトラマンジード』も見ています。また、現在は『ウルトラマンダイナ』を視聴中です

*2:メトロン星人が引き起こした飛行機事故だけで最低でも130人死んでいるので。一方、ガッツ星人は自分たちに攻撃しに来た人間を返り討ちにはしているが、あまり町を破壊などはしていない

*3:モロボシダンが呼び出す、味方の怪獣。余談ですが、これが『ポケットモンスター』のアイディアのヒントであるとも言います

*4:四畳半神話大系』という小説の設定に似ていますが、こちらの場合は〈敵が迫ってくる〉というのがあるので。〈逃げ場のない建物の中に敵が〉だと、この前見た『ガールズ・イン・トラブル スペース・スクワッド episode zero』 に近いかもしれません