麦粒雑記

麦粒(ムギリュウ)が日々の出来事をあれこれ綴るブログ。

『スパイダーマン:ホームカミング』を見る

今更見てきたのですが

ネタバレがあるのですが

 この日は『スパイダーマン:ホームカミング』を見に行っていました。

 とりあえずこの先、ネタバレありなのですがよろしくお願いします。

 

 ええと、とりあえず個人的には「トニー・スタークとかいう奴はとんでもない奴だな」というのが感想でした。

 

 とりあえず今回の事件の敵である武器商人のエイドリアン自体が、そもそもトニーの影響で仕事を失ったために、アヴェンジャーズとチタウリという宇宙人種族の戦いで発生した残骸の一部からハイテク兵器を製造・販売しているという人物なのですが。

 

 一方、主人公であるピーターもトニーに能力などを評価されているものの。

 トニーはピーターにスパイダーマンのスーツを渡したり、アヴェンジャーズ同士の対立に巻き込んだりしておきながら、ほとんど彼の教育や指導には携わっていないという状況で。

 

 一般の高校生なら、家族や学校の教育で良いと思うのですが。

 超人的能力を持った少年に、自らが開発したスーツを渡し、憧れのヒーローチームと関わらせておきながら、特に指導をしないで一方的に期待しておき。

 ピーターが正義感で暴走した時になって、ようやく説教をしに出てくるとか。

 

 迷惑なおっさん以外何者でもない気がしました。いや、今までの映画を見てもトニーは性格、特に人付き合いの面で上手い人だとは思っていなかったですが。

 なんというか、最後のアヴェンジャーズの誘いを断ったピーターを見ると「ピーターは大人だなぁ、それに比べてトニーは……」という気持ちが沸いたという感じです

 

 この映画を少年ヒーローの成長物語として見たら対比になる成長しない大人を出したのは成功だというのは間違いないんですが。

 トニー、あんたそれでいいのか。というのはあったりしました。

 

 まあ、シリーズは今後も続くので、若手ヒーローたちに対してベテランヒーローがどう接するかというのは、今後も描かれるのだろうか? と個人的には期待しています。

 

 この件に関して。

 アメコミヒーローは大人が多いから、ヒーローの師弟というのは少ないのだろうか?

 と思う一方、日本の特撮も最近はあまり師匠のいるヒーローっていないなぁ……と思っていました。

 実際にヒーローとして活躍していた経験がなくても、人生の師的な存在でヒーローの悩みを聞いたり、暴走を止めたりする人がいてもいい気がするのですが……。

 

 一応、先輩や司令官、あるいは親などが出てくる作品もありますが。

 先生とか師匠的な人物が出てくる作品は少ない、あるいは恩師などが出てきてもそんなに関わらないパターンがほとんどかと。

 

 テーマ的に〈武術〉とか〈魔術〉みたいな術を扱った作品だとそれなりにいる気もする反面、突然力を得たタイプのヒーローだとどうなのか?

 ある意味では急にすごい力を手に入れてしまったような人にこそ、その暴走を抑える精神的な意味での師匠が必要なのではないだろうか?

 なんて、思っていたというのもあります。

 

 後。これは自分が『マーベル・シネマティック・ユニバース』のシリーズを各映画を1回程度見ているぐらいなので、何か事情があるのかもしれませんが。

 この世界観って魔法的な要素の存在もいるはずなのですが。建物や輸送機のセキュリティ・システムに〈魔法による結界や封印〉は利用しないのでしょうか?

 

 アヴェンジャーズ・タワーからの引っ越しの荷物を輸送する輸送機のシーンなどを見て思った事で、他のシーンでも言えることですが。

 科学的な防御に〈魔法による結界や封印〉を施しておけば、パスを解かれたり、壁を抜けられても守れたような……

 

 個人的にこのシリーズにおける、各勢力の技術の共有あるいは協力はどこまで実行されているのか気になったというのがあり。

 また、同時に「作品の中に、科学と魔法、あるいはその他特殊な技術系がある場合、ある一つの部分でセキュリティを完璧にしても、他の部分で破られてしまうのでは?」 とか、考えるきっかけにもなったりして面白かったというのもあります。

 

 まあ、技術面でいえば。

 いくら賢いとはいえ、高校生に解除されるスパイダーマンのスーツの〈補助輪機能〉のロックとか。

 あるいは宇宙人種族チタウリの技術が、特殊な存在との接触のない人々によって兵器に利用できるまでに解析されるとか。

 

 このあたりについては「どうなんだよ」と思うというのもあったりしまうすが、かといってこういう細かいところを指摘し続けるとそもそも未知の技術なんて描けなくなるので。厄介なことです。

 

 それと。もし、この作品に日本的なオタク要素を入れると。

 おそらくヒロイン枠の一つが人工知能のスーツレディになるかも……などと思っていました。

 

 その場合、日本版なので声がアニメ声になる可能性もあり、また蜘蛛型ドローンが可愛いしぐさをしたりする演出が入るかと。

 まあ、そうするとトニーがスーツを没収するシーンが、別の意味でピーターにとってショックな場面になるのですが……。

 

 しかし、ヒーローのシステムに搭載されている人工知能に関して。

 おそらくこれが〈サポートする機能〉ではなく〈登場人物の一人〉扱いされる事になるとすれば、アメコミよりは日本のヒーロー路線になると思うのですが。

 日本でもそういう例は仮面ライダードライブとかくらいで、そんなに多くない気がしました。

 

 ……と、話が結構脱線していますが。

 ピーターが閉じ込められたシーンで、彼は結構親しげにスーツレディと会話していたので。

 スーツ没収後、スーツレディと再会する場面とかは特になく終わったのが個人的に気になったというのがあったのですが。

 この辺りは日本のオタク文化との違い、あるいは日本人と欧米人の人工知能に対しての価値観の違いかなぁ……と、考えていたという事です。

 

 そして最後に。

 好きな女の子の父親が自分の戦った悪のボスという展開は良かったです。

 おそらく、このネタだけで話ができる程度に魅力的なテーマだと思うのですが。

 

 好きな女の子の家に行ったら、敵対した組織のボスが父親としていたとか。高校生ヒーローとしてはかなりショックな展開かと。

 いや、大人でも〈恋人の家族が敵〉とか嫌ですけれど。

 

 で、これをもし話の中心にするのなら。

 敵のボスはすぐにピーターの正体に気がついていると明かさず、気がついているとにおわせる程度にしてピーターを追い詰める作戦もあったのだと思うのですが。

 今回は話の中心ではなく、要素の一つというような形でした。

 

 が、逆にここでそう来るかというのは意外な展開だったので、これはこれで面白かったです。

 ただ、自分がこのアイディアを使うなら、個人的には「善良な父親としての面もヒーローが知ってしまい、葛藤する」とか、そういう方向性でやってみたいと思います。

 

 と、こんな感じで。

 色々考える部分がありましたが、映画としては結構面白かったので。

 機会があれば見て欲しいとは思います。

 

(とはいえ、この記事を書いているあたりでは自分の地元の映画館では字幕版は上映終了しているのですが……)