Eternal Medium Second Chaotic Room

ただの中二病だと思うなよ!!

作品書いていて思う事

4つぐらいの些細な事なんだが

リアリティと説明と配慮とヒーロー

 最近Twitterで話題になっていたことなどから、作品制作を趣味とはいえしている僕個人が、創作に関して、その問題についてどう解釈しているかという話題。

 

 まずどこまでリアルにするか〉という話で。

 例えば「武器を構えた際に音が鳴るのはおかしい」とか「チェーンソーは実際には武器として使えない」みたいな事なんだけど。

 僕の場合は最終的に、作品として良ければありと思っていて。

 

 ただ、逆にそれをわざと使ったネタ、例えば「構えたら音がなる銃なんて安物だ」とか「チェーンソーなんて、布かなんかを巻き込ませてエンストさせれば問題ない」みたいな話というのでも面白ければありという事なんだけど。

 

 ただ、さらに言えば「武器を構えた際の音」に関しては「武器の音が鳴るのはアニメやドラマにおける効果音の類で、視聴者にわかりやすくするために鳴っている。実際にフィクションの世界内では鳴っているわけではない」という方法もあって。

 チェーンソーも「現実のものとは構造が違い、武器としてのチェーンソーになっている」なら問題ない訳で。

 この辺りの解説を書いてリアリティを出すのもまた面白いかと思っています。

 

 この点。僕の小説内でも例えば。

「特撮ではメットなどで顔が隠れているだけで、声はそのままなのに相手の正体がわからないという事があるが。あれは視聴者にわかりやすくするために声をそのままにしているのであって、実際には別の声に変わっている」とか。

「二丁拳銃を同時に使っても狙いを定めるのは困難なはずだが、使用者が超能力者なので超感覚でそれをカバーしている」とか。

 結構、好んでこの手の「実際にはおかしいのでは?」対策の説明を書いていたりします。

 

www.pixiv.net この辺りは、明確に特撮ヒーローのパロディをしているこの作品では結構多めに扱っていて。〈メットだけでは声で判断されるのでは?〉に関してはやや違う形で、登場していたりします。

 

 で、これについて。

 たまにライトノベルなどの内容に「文章量は多くても中身が薄い」というようなことを言う人がいますが。

 これ、もしかして読者がわざわざ細かい点まで指摘するようになった結果、その対応として、本筋とは関係ない補足まで書かなければならなくなって、結果として内容が薄くなっているのでは……とも思いました。

 ちゃんと調べていないので、あくまで仮説ですが。

 

 まあ、これに気がついたのは、今僕が吸血鬼物のショートショート書いていて「人間は血を吸わない」という話題を書いた際に。

「実際には血液を料理に使用する例は世界中にある」と補足を書いていて「これ、いるかなぁ……?」と思ったからというのもあります。

 

 が、逆にこのわざわざ細かいところに説明を加えたり、自ら突っ込みを入れるスタイルもその人の作風と言えば作風なので。

 それを削るのが果たして良いのかとも言えて。

 まあ、こちらも読者が楽しければいいし、そういうのが嫌いな人は相性が悪かったとも言えるので、少なくとも趣味で描いている限りは構わないと思っています。

 商業だと文章の量が決まっていたり、読者の人気を意識しないとならないから別ですが。

 

 で、更に「特定の集団に対して、創作はどこまで配慮するべきか」なのですが。

 特に最近、ゲームの話題で「宗教の神をキャラクターにしている」とクレームがついたという話があったので。

 

 結構厄介なのは、これを〈宗教問題は複雑だから〉といって指摘されたらすぐに禁止に¥とすると、じゃあほかの宗教は構わないのか? というのが出てきて。

 宗教自体の教えで〈偶像崇拝の禁止〉などをしているならやめるべきだと思うのですが、そうでなければ果たしてどこまで問題かというのがあり。

 

 さらに言えば例えば〈悪役が宗教関係者〉という場合にどうなるのかとか。

 でもそれを認めたら今度は「悪役がこの職業に就いているのはけしからん」というのに対して「前者は宗教だから駄目で、後者は職業だから大丈夫」と線引きするのかという問題になり。 

 

 さらに「その集団の一部の人が批判したら駄目なのか。逆にそのキャラクターを応援している人もその集団にはいると思うのだが」ともなってきて。

 

 正直、先に書いた「集団の規則でやってはいけないとなっている」かあるいは「明確に特定集団や個人を侮辱している」あたりが線引きではないかとなるのですが。

 前者に関しては「そういう一派もあるとなったらどうするか?」後者には「侮辱とは誰が決めるのか」というのがつきまとうので……。

 

 この辺りは、結構問題かと思っています。

 

 が、そもそもフィクションは大抵「フィクションです」というのがはっきり書いてあり、モチーフにしているがあくまで別物扱いなので。

 むしろ神の名を語って現実に悪事を働く者がいることの方が問題ではないか……とも思っていますがね。

 

 で、最後にちょっとだけ。

 ネットで最近どこぞのそれなりの発言力のある人が「日本人はヒーローが助けてくれると思っているから平和ボケ」みたいな記事を書いたという話があり

 当然、特撮を含めたヒーローのファンとしては不満のある意見で。

 

 特撮では初期のころから「ヒーローに頼ってばかりではいけない」というテーマは扱っていたので、この文章を書いた人は作品を見ないで言っているのではないかとか。

 そもそも初期のヒーロー作品の制作者は実際に戦中に生きていたような人だったりするので、今の人なんかよりよほどリアルに戦争を考えていたはずだとか。

 いろいろ言いたいのですが……。

 

www.pixiv.net

 よく考えたら、僕は約5年前に書いたこの作品の冒頭で〈正義のヒーローに憧れる主人公の考えとして。

 ヒーローとして困っている人の元にすぐに駆けつけてしまうと〈とりあえず人に頼ればいいみたいな人間の弱い心を助長してしまうかもしれない〉と考えているというのを書いていたりしました。

 

 この作品、前から言っているように「変態を扱った作品だが、下ネタやエロはほぼ無い。強いて言えば露出度の高い男が出る程度」という内容なのですが。

 主人公がヒーローオタク的な存在であることや、書いている僕自身がヒーロー好きなので。

 この作品自体はいわゆる〈変身ヒーロー作品〉ではないですが、ヒーロー要素はアイデアもパロディもいくらか含まれていたりします。

 

 それと、この作品のテーマは〈変態扱いされて虐げられた者〉というのがあって、結構〈少数派〉とか〈普通と異常〉〈個性〉のようなものも扱っていますので。

 そちらについても興味がある方は、是非、読んでいただきたいと思っています。