ラノベとギャラリーと作家名
『とらドラ!』とりあえず本編は読み終える
名前をとりあえず4つ持つ
昨日の記事で、1日休むみたいに書いたのに、結局長文を書いたりしていまして。
この記事を書いている翌日もぐったりしているので、あまり長くは書かないのですが。3つほど。
一つ目は読んでいた『とらドラ!』について。
僕はライトノベルを読み始めたのが20代前半(≒約10年前)とラノベのターゲット層からしたら遅く、本来、自分の世代なら読んでいたはずのものも読んでおらず。
また、アニメ(主に深夜アニメ)を見始めたのもその辺りなので*1。
この『とらドラ!』はそんな「僕の世代なら見ていてもおかしくないけど見てない作品」だったりしました。
で、本編が10巻程度と少ない*2こともあり、とりあえずその本編だけは先に読んだのですが。
第1巻の段階で主人公とヒロイン、それぞれ複雑な家庭環境にあることはわかっていたのですが、その後しばらく、おそらくは他のメインキャラの紹介のためかその辺りはあまり触れられずに数巻が進み。
しかし、夏休み明けの文化祭編あたりからそういった〈家庭問題〉の要素が出てきて。最終巻はほぼ家庭問題(特に親子問題)を扱った内容になっていました。
さて。僕自身、最終巻で竜児や大河たちが抱えていたような問題。つまり〈自分が生まれたのは正しかったのか〉にいまだ悩んでいて。
しかも〈間違っていた〉という結論よりなのですが。
そうなった理由というのが、そもそもその原因の母が既に亡くなっているので「そんなことはない」という事ができず。
しかも残った方の父もその一件に触れないのでこちらからも謝罪はなく。
この作品の竜児も父親が当初からいないとはいえ、父親のいない理由が彼が生まれたことにあるのかは不明ですが。
僕の場合は母親の死因が「家事や育児のストレス」なので家庭や子供を持ったことでもあり、結果的に僕が生まれた事*3が死に繋がっていると思っていることもこの作品の二人(あるいは他の登場人物)とも違うのかな……と思っています。
また、この作品ではそれで全部片付いたわけではないですが。恋愛ものなので、恋愛によって事態が動いていった部分があるのですが。
僕の場合「生まれたのが間違いで、しかも異常がある僕は子供を持てない」から「恋愛や性は必要ない」という価値観になった……か。
また、母が家事や育児のストレスから亡くなったため〈世間でいう女性的な事をしている女性〉を恋愛対象にできなくなったこと……などがあり*4*5。
思春期にまともに片思いすらしたことがなく。結果として恋愛によって何かが変わった経験が、30歳の今までなかったりします。
なんか「恋愛で何かが劇的に変わるわけがない」とも思っていたのですが。
よく考えると「失恋で」というのは現実でも聞きますし、なにより恋愛による結婚が普通の現在においては、恋愛で人生が変わるのもまた普通なので。今更ながらそう思ったと。
と、こんなことを考えながら読んでいましたが。
『とらドラ!』はスピンオフの方まで読もうかと。アニメまで見るかは未定ですが。
次に、午後から晴れたので。相模原市の古淵にある〈もざいくハウス〉というところでやっている「あてのない表現展」に行ってみました。
これは古淵の隣にある淵野辺駅でポスターを見かけて、アール・ブリュット*6に関係があるとしていったのが一つ、それとアニメ系のイラスト作品がありそれが気になったので行ったというのがあります。
で、ここの作品も面白かったのですが。関係者や作家さん、さらには他のギャラリーへのお客さんとの話が面白く。
特に2名ほどには僕が町田市を舞台にして制作しているヒーロー作品『超伝神トライブレイバー』のプロットと設定、更に現在制作中の作品を見てもらいたいと思い。
最終日の26日に再び行くことを約束しました。
で、最後に。そのギャラリーに行くまでに歩いていて考えをまとめたのですが。
僕が今使っているハンドルネーム、あるいは作家としての名称に〈麦粒〉と〈窓井来足〉があるのですが。これらを〈正〉あるいは〈明〉や〈静〉の面としたら。
その裏〈負〉あるいは〈暗〉や〈動〉の面として〈麦龍〉と〈真導院機足〉を使おうかと思っています。
まあ、〈負〉あるいは〈暗〉〈動〉などの面の方はこの時の思い付きで漢字を当てているのですが。
ただ一応〈龍〉を当てたのは〈架空のとはいえ動物〉なので〈粒〉より動きがあることだったりしまして*7。
また、〈マドイ〉を〈マドウイン〉と読ませるのは実は〈窓井来足〉を考えた際からあって*8。
まあ、なるようになったというところです。
ちなみに同時にですが。〈ムギリュウ〉の方は〈現実(物質世界)〉での名称で。
〈キタル〉の方は〈虚構(精神世界)〉での名称とも考えていて。
なので、キャラクターとして僕自身の分身を作中に出す場合は〈窓井来足〉か〈真導院機足〉になります……が。
キャラクター名義で作品を作った場合の作者名も〈窓井来足〉〈真導院機足〉になるので*9結構この辺りは曖昧です。
また、フィクションの中の自分は、この世界における僕の年齢や性別……というか身体そのものとあまり関係ないため。
例えば〈仙人のような老人〉〈ハイティーンぐらいの少女〉〈性別不明のアンドロイド〉〈人語を使う犬〉などの名称として〈窓井来足〉〈真導院機足〉を使用することもあります。
では、よろしくお願いします。
ちなみに、ギャラリーの前にはこんな感じでポスターがだな……
*1:先日の記事で散々書いた『武装錬金』がアニメ化した際に「どうせなら深夜アニメ片っ端から見てやろう」としたのがきっかけだったりします
*2:書くと多いんですがねぇ……書くと
*3:実は、小学校低学年の担任に母が僕のことで「お宅の息子さんは脳に異常があるのでは?」と言われていて、しかも母がそれを僕に言ったので、結果として「母が亡くなったのは、異常がある僕が生まれたせい」とも思っていました。ただ、結局異常が先天的にあったのかは謎で、むしろこの一件により異常が出た可能性の方が高いという……
*4:ただ、僕は心理学などは独学で本を読んだだけなので、実際これらが恋愛観にどの程度どう影響していたのかはわかりませんが。実際、ボーイッシュな女性と知り合う18歳ごろまで、そもそもの〈初恋〉あるいは〈片思い〉にあたるものが思いつかないので
*5:恋愛対象に関して。僕の好みは〈カッコいい〉か〈闇を感じる〉なのですが、なんか最近これらは〈僕がそうありたいが、抑えてきた感情〉に非常に近い気がしています
*6:僕自身は美大受験をしていたので〈美術教育を受けていない〉とはいいがたい反面、その時には数年かかって1枚も作品が完成せず、精神病んで絵を描けなくなり、今描いている絵はその後に独自に学んで描いたので、なんと扱ってよいものか……
*7:〈竜〉あるいは動きがあるというなら〈流〉でもよかったのですが、せっかく暗黒面の名前なので中二病っぽくこっちを使おうかと
*8:前にも書いたようにこの名前は〈惑い来る〉に〈窓(ウィンドウ)で風、井は水、来と足は〈麦〉の字を上下分割したもので植物(あるいは大地)〉という意味もあり。〈麦〉はそもそも本名由来だったりはするのですが
*9:キャラソンの歌手が声優さんではなく、キャラクター名だったりするのに近いかと。声優さんの名前も一緒に入っていたりしますが……